2007年04月13日

リクルートのDNA―起業家精神とは何か

出版社/著者からの内容紹介
リクルートの遺伝子たちは、なぜこれほどにも強いのか?
リクルートで起業や経営を学び成功する「リクルートの遺伝子」を持った人びとの活躍が続いている。彼らの原動力となっている江副浩正氏の「起業家精神」とは何か。大前研一氏絶賛!!

この本を読んだ人のレビュー

その1
人材輩出企業として有名なリクルートの創業者が、創業から 事件でお辞めになるまでの約30年間の経験について語った書。

著者については、あまり良い印象をお持ちでない方も多いとは思いますが、『社員皆経営者主義』を掲げ、今日のリクルートの礎を築いた功績は評価せざるを得ません。

特に、社員数がまだ200名程度の中小企業時代のエピソードはいろいろと参考になりました。

・内定者に、入社前にリクルートの会社や社員を取材させ、『リクルートの入社案内』を作らせる。
 これによって、同社の経営理念、企業風土を理解し、入社後にギャップを感じる人が少なくなった。

・本人は入社したくても、有名でない中小企業への入社を反対する父母に対して、会社説明会を実施。

・退職者と時間を掛けて面談する。
 退職者は率直な意見を言ってくれることが多く、経営の参考になった。

第8章では、撤退を余儀なくされた新規事業について書かれています。
発想は素晴らしいものの、事業化のタイミングが早すぎたために、うまくいかなかったケースが多数。
それでも、失敗とみるや果敢と徹底を決意し、そこから学んだものを次の機会に活かすところは非常に参考になりました。

ニートやフリーターの中から、何人かでもこの本を読んで起業してもらえれば、との思いが、前書きに記されています。
しかし、時代背景が分からないと良く分からない記述もあり、もう少し上の年齢層向けの内容になってしまいました。

その2
私は昭和58年から60年の3年弱、子会社のリクルート人材センター(後のエイブリック・エージェント)にいた。バイトで入り、結局、最後まで契約社員で正社員試験には落ちた。その後、リクルートも含めて7社を転職した末に独立し、リクルート在籍時から20年以上経ったが、サラリーマン時代では最高の経験になった。たかがバイト・契約社員でも。

リクルートは実質40歳までしか働けない会社(起業家意識もあるが、実態は退社後も大半は転職のサラリーマン。超実力主義で後輩に次々抜かれるので辞めざる得ないのが実状)だが、その後転職するにしろ、起業するにしろ、自分の方向性に迷っている昔の私のようなフリーターや失業者なら、かつ、大した学歴や職歴もないのなら、全国のリクルート関連の会社のバイトか契約社員に応募することをお勧めする。正社員になるのは非常に難しく、優秀な大学の新卒以外は実質無理。でも、史上最強の経験になるはず。

もはや完全に部外者の私に、それも正社員試験に落とされた元バイトなのに、20年経ってもここまで書かせるリクルートの素晴らしさ。私は今、これを書きながら涙が出てきた。本当に。私は本当にリクルートを愛していたのだ。正社員試験に落ちたとき、西新橋ビルの皆の前で大泣きした。実の親が死んだときよりも。これで皆とお別れなのかと思うと、涙が止まらなかった。嗚咽とはああいうことなのだ。

私は独立後もダメな時代が長かったが、数年前、書いた本が多少売れ、口先評論家だが、人前で講演も年間100回ほどするようになった。その人生逆転の原点は、あのリクルート時代にあると、今も機会がある事に人に話している。去ったとはいえ、リクルートを創業していただき、本当にありがとうございます!

この本は、その最初の原点が詳しく書かれています。全てのサラリーマン、起業家、迷える失業者やフリーターに読んでほしいし、できればリクルートグループに転職して欲しい。あなたの何かが確実に変わるはずです。

amazon.co.jpより引用

感想

値段を見て驚きましたが非常に安いですね。
それでいて、安かろう悪かろうという本ではなさそうです。

リクルートといえば、就職活動をする学生がお世話になる有名な会社でもあり、非常にハードな会社だとも言えるでしょう。

それでも、起業を目指すのであればリクルートのマインドを知っておくことは非常に大きな意味があるのではと思います。

ソニーなども同じような感じかもしれませんね。
既に結果を出している人の書籍を読むことで過去を知り今後に生かすことは非常に大切なように思えます。

ことに起業を目指している人であればなおさらです。
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